ドルチェ音楽学園の設立は、1986年「ドルチェ音楽教室」の名称でピアノ教室を始めたのが最初となります。
教室を始めたのは、まだ私が武蔵野音楽大学作曲科を卒業して間もない頃、
柘植みゆき先生(旧姓・間部)が自宅で教えていたピアノの生徒のホームコンサートを手伝いに行ったのがきっかけです。
そのコンサートのテーマが「きらきら星の仲間…」で「みなさんの瞳、また心がいつまでも輝く星のようにありますことを祈って…」でした。
先生3人に生徒10名、そして私を含めこのコンサートを手伝った音楽仲間が4名でした。
今から思うと生徒達にとってはなんと贅沢なホームコンサートだったなあ…と思いますが、みんな音楽が大好きで、ピアノだけでなく、歌やいろんな楽器の音色、そして音楽を奏でる楽しさを少しでも子供達に伝えたい…と思い集まって実現したコンサートだと思います。
その時使った楽器は、フルート、クラリネット、サックス、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、リコーダーなどで、私が編曲した曲を仲間で手分けして演奏し、私も自ら四つの楽器を担当しました。
今思うと、ちょっと無謀だったなあ…と思いますが、子供達にとってはきっと楽しい音楽会になったと思います。
現在、それから約30年になりますが、その精神は今でもずっと続いていて、発表会では、この教室から音楽の道に進んだ多くの卒業生やその仲間が集まり、オーケストラで有名な作曲家のコンチェルトや交響曲が演奏できるようになりました。
これからも初心を忘れず、子供達、そして大人も一緒に「瞳と心が輝く」音楽教室にしていきたいと思っています。
ドルチェ音楽学園 代表 柘植和久